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バッテリー豆知識1.バッテリーの役割バッテリーは、+(プラス極)板、−(マイナス極)板と電解液から構成されており、化学反応によって、直流の電気エネルギーを取り出すことができます。逆に外部から電気エネルギーを与えると蓄えることのできるものです。 自動車用のバッテリーの場合、エンジン始動のほか、ライトやオーディオ機器、カーナビといった電装品への電力供給や、制御などの各種コンピュータ機器へのバックアップの役割を果たしています。 2.バッテリーの仕組み自動車のバッテリーは、充電しないで使っているとどんどんパワーが減ってきます。 バッテリーは、エンジン始動時にスターターに電力を供給し、エンジン回転中はオルタネーター(発電機) によって電装品に電力が供給され、バッテリーも充電される仕組みになっています。つまり、充電してもらったり、電力を供給したりしているので、自動車は しっかり走ってエンジンを回さないと、バッテリー充電はできないのです。 3.バッテリーあがりとはある日突然、自動車のエンジンがかからない。キーを回してもエンジンが始動しない。そんな経験はありませんか? 一般に、電気の使用量が充電する量を上回って生じる充電不足。これが、「バッテリーあがり」と呼ばれるものです。電気容量の縮小による劣化が生じたものは「バッテリーの寿命」ですから、その場合はいくら充電しても回復はしませんが、「バッテリーあがり」の場合は充電によって電気容量を回復することができます。 4.バッテリーあがりの原因バッテリーに故障や異常がなくてもバッテリーあがりはおきます。 バッテリーあがりの原因の多くは、電気の使いすぎです。自動車の電装品(ライト、エアコン、ワイパー、 オーディオ機器、カーナビ、テレビなど)を使用すると電気を使いますが、渋滞やエンジンを止めた状態で電装品を使っていると、あっという間にバッテリーが あがってしまいます。 また、バッテリーは自然放電しています。何もせず、電気を使わずに置いておいても一般に10〜30mA の電流が流れているので、徐々に電気は減ってきます。車の電装品も使っていない間も少量の電気が流れている場合が多いので、使用しないまま放置しておくと 約1〜3ヶ月でバッテリーがあがってしまいます つまり、適度に走行していないと「バッテリーあがり」は起きやすくなるのです。 エンジンを切った後、ドアの閉め忘れによる放電(ライトがついたままの状態)、エンジンを切ったままでオーディオ機器を使っていた場合(放電過多)なども「バッテリーあがり」を起こします。
◆車のバッテリーがあがってしまったら、どうしましょう?! 他の自動車のバッテリーと接続してエンジンをスタートしましょう。万が一の場合に備えて、ブースターケーブルは車に乗せておきましょう。ケーブルの接続方法は間違えると大変なことが起きます。後述の「ブースターケーブルの使い方」を参照してください。 また、バッテリーあがりを起こしたら、整備工場等で電気系統も含めてその原因を調べ、バッテリーの性能が低下していれば早めの交換を心がけてください。 5.バッテリーあがりの症状「バッテリーあがり」は、放電が進みエンジン始動に必要な電気が失われたときや、バッテリーの寿命が原因として起こる現象です。 ◆車両の症状としては、 ・アクセルの踏み込みによりライトの明暗が出る。 ・方向指示器の点滅時間が長くなる。 といった症状が現れたら要注意です。それをそのまま放置しておくと、 ・セルモーターの回転が弱くなり、エンジンがかからなくなる。 という結果になります。 6.バッテリーの寿命と交換時期バッテリーの寿命は約2〜3年です。(タクシー・ハイヤー、運送業等の営業車両、農機・建機等の特殊車両は3年より短くなります) それ以上使用すると、液減りが加速し、内部の部位が露出し、劣化が進みますので、早めの交換が必要です。
◆次の項目に当てはまる場合、バッテリーの寿命を短くする傾向にあります。 ・一日に何度もセルモーターを使用している。 ・一度に走行する距離が極端に短い。 ・夜間にしか自動車を使用しない。 ・雨天時しか自動車を使用しない。 ・消費電力の大きな電装品を装着している。 ・常時、エアコンを使用している。 ・常時、渋滞路を走行している。 ・めったに自動車に乗ることがない。 ・本来より容量の小さいバッテリーを取り付けている。
◆次のような症状が出た場合、早めに交換しましょう。 ・エンジンのかかりが悪くなってきた。 ・アクセルを戻すと、ライトが暗くなる。 ・カーナビ等のカー用品を多数使用している。 ・クラクションの音が弱々しい。 ・バッテリー液の減りが早い。 ・比重にバラツキがある。充電しても電解液比重が上がらない。 ・1年以上車を使用していない。 ・何度かバッテリーあがりの経験がある。 7.バッテリーの交換方法バッテリーの交換時には、作業手順を守ってください。車のボディーとバッテリーのマイナス端子は直結さ れているので、ボディーにはマイナスの電気が流れています。手順を無視すると工具の端が車のボディーに接触した際にショートしたり、最悪の場合、バッテ リーの爆発や車両側コンピュータが破損する恐れがあります。 1.まずは、作業の前に必要な工具、軍手、ウェス、潤滑剤等を準備します。自動車の走行後の場合は、エンジンを切ってから30分以上放置し、バッテリーのガスが抜けるのを待ちます。
3.キーを抜きます。 4.−(マイナス)端子を外します。
6.バッテリー本体を車両に固定している金具を外して、斜めに傾けないよう水平に保ちながらバッテリーを車から取り外します。 7.車側の搭載位置周辺をぬるま湯と歯ブラシなどを用いて清掃します。両方のターミナルに薄くグリス等の油分を塗っておくと錆(サビ)防止や接触不良のトラブル防止になります。
9.ショート防止のため、今度は逆順に、+(プラス)端子から付けます。バッテリーの端子は意外とデリケートにできていますので、力任せに閉めすぎないようにします。強く締めると破損する恐れがあります。また、この際も工具がマイナス端子に接触しないよう注意してください。
11.搭載が完了したら、時計やカーラジオの周波数を合わせます。 8.バッテリー強化液とはバッテリー強化液を入れることによって、一時的に通電性をあげることができます。しかし、サルジェーションを除去できるわけではなく、強化液は、通電性の高い物質を足してあげるだけのものと考えてください。 9.バッテリー形式の読み方バッテリーには形式が表示されています。それによって性能やサイズなどを見分け、適合車種を選択します。 ◆JIS規格商品の場合
10.自動車用バッテリーはなぜ液が減るのかバッテリー液が減少するのは主に充電中で、バッテリーが持つ容量以上に充電エネルギーが加えられた(過充電)ときに、液中の水が酸素ガスと水素ガスに分解されてしまうためです。特に高温の場合には、液が減少しやすくなりますので、日常点検が必要です。 11.サルフェーションとはサルフェーションとは、バッテリー劣化の主な原因で、電解液中に溶解している硫酸鉛の微粒子が飽和状態になり、電解液の温度が低下した時に結晶化し不環性の硫酸鉛となる現象のことです。 これが原因で、放充電を繰り返すことにより電極版に希硫酸結晶などが付着して膜ができ、通電機能が低下するため電気を供給できなくなるのです。 不環性の硫酸鉛は電気を通しにくい性質を持っていて、極板に付着すると電気の流れを悪くする抵抗になります。また、極板の反応面積が小さくなり放充電能力(容量)が低下し、進行すると化学反応そのものが起らなくなり、 通常の充電をしても回復しない使用不能のバッテリーとなってしまいます。 CCAとは、「コール 12.CCAとはドクランキングアンペア」の略で、低温始動性能のこと。 -18℃の環境下で放電開始30秒後に電圧7.2vになるように放電した時に流れる総電流(A)を言います。 数値が大きいほど、瞬時に大電流を流す力が強いと言われ、アメリカやEU自動車メーカーではよく使われています。 CCA値が大きいことによるメリットは、電流量が大きいほど、同じ電圧下ではスターターの回転力が大きくなり、より短時間でラクに始動させることができるということ。 またバッテリーが弱ってきた状態や低温下であっても、他のバッテリーと比較して相対的に高い始動力を維持できるという点です。 13.バッテリーの点検トラブルを未然に防ぐには、日ごろから自動車の健康状態をチェックしておく必要があります。 ◆バッテリー点検のポイント ・バッテリー液が規定量入っているか ・6つあるすべての層の液がUPPEERとLOWERの間にあれば正常です。液量が減少している場合は、補充液を規定量まで入れます。(水道水は不純物を含んでいます。使用しないでください) ・メンテナンスフリーのバッテリーは、備え付けのインジケータで確認します。 ・ターミナル(端子)部分にゆるみがないかどうか確認します。 ・エンジンのかかりが悪い、ヘッドライトが暗いなどの症状を感じたら、整備工場等で点検してもらいましょう。 14.バッテリーの安全な取り扱い取り扱い方法を誤ると、破裂事故等を起こすことがありますので、以下のようなことに注意して安全に心がけてください。 1.バッテリーを火気のある場所や密閉された場所で使用しない。バッテリーから発生する水素ガスへの引火爆発の原因となることがあります。 2.金属工具等をバッテリー端子に接触させない。スパークして引火爆発の原因となることがあります。 3.バッテリー液面は最低液面線(LOWER LEVEL:ロアーレベル)以下で使用しない。 4.バッテリーを傾けたり、転倒させたり、衝撃を与えたりしない。バッテリー内部の電解液(希硫酸)が漏れ、失明や火傷の原因になることがあります。 5.自動車用バッテリーを他の用途に使用しない。 6.バッテリーは必ず適合するものを選ぶ。ターミナル等を改造すると、内部が破損し、爆発の原因になる恐れがあります。 15.バッテリーを長持ちさせるにはバッテリーを長持ちさせるには、こまめに点検すること、また「バッテリーあがりの原因」となるものを極力避けることです。 1.定期的にディーラー、整備工場、ガソリンスタンドなどでバッテリー点検を行う。 2.1ヶ月に1度は、液面点検を行う。2ヶ月以上車に乗らないことがわかっている場合は、放電を抑えるためにマイナス端子を外しておきましょう。(マイナス端子を外すと、車両制御や時計、オーディオのメモリがリセットされます) 3.1週間に1度は、自動車を走行させる。 4.エンジンストップした状態で、ライト、エアコン、オーディオ機器等の電装品を使用しない。 5.エンジンをかけるときは、エアコンやオーディオ等のスイッチをOFFにしておく。 6.消費電力の多いAV機器を後付けした場合は、バッテリー容量も大きくする必要があります。 16ブースターケーブルの使い方※12V車の場合(救援車のバッテリーはトラブル車のバッテリーと同じ電圧であること) 1.トラブル車の+(プラス)端子につなぐ。 2.救援車の+(プラス)端子につなぐ。 3.救援車の−(マイナス)端子につなぐ。 4.トラブル車のエンジンブロックにつなぐ。
【注意】 バッテリーのプラスとマイナスを間違えないようにします。(プラス端子の方には赤いキャップがついている場合が多い) 電気は電圧の高いほうから低いほうへと流れています。故障車のバッテリーは電圧が低く、逆に救援車の バッテリーは正常なので電圧が高くなっています。ですから、最後に故障車の−(マイナス)端子を接続すると火花が飛び、最悪の場合にはバッテリーの水素ガ スが引火して爆発する恐れがあります。従って、一番最後の接続はバッテリーから遠いエンジンブロックに接続するのです。 ※ケーブルを取り外すときは、逆の順序で外してください。 |
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